Newsletter No.4  2020年4月

公演延期のお知らせ

現在全世界で深刻な影響を及ぼしている新型コロナウィルスの感染拡大の状況を受け、下記の二公演は延期とさせて頂くこととなりました。

心待ちにしてくださっている皆様には大変心苦しい限りではございますが、ご来場される皆様、関係者の安全と健康を最優先にした上での対応となりますのでご理解いただけますようお願いいたします。

能〜舞と囃子の世界〜

日時|令和2年4月19日(日)午後6時開演

会場|銕仙会(てっせんかい)能楽研修所 

            東京都港区南青山4-21-29

出演|

狩野了一 、粟谷浩之、佐藤陽 、

藤田貴寛、大倉源次郎、亀井広忠、林雄一郎

振替公演日程

日程|令和2年10月17日(土)午後4時開演(午後3時半開場)

会場|矢来能楽堂 東京都新宿区矢来60

出演|狩野了一 、粟谷浩之、佐藤陽 、

            藤田貴寛、大倉源次郎、原岡一之、林雄一郎

内容|舞、謡、囃子など様々な見せ方で能の魅力を多方面から紹介し、能を大成させた世阿弥が唱えた演能の基礎「二曲(歌と舞)三体(老体、女体、軍体)」を手がかりに、人間国宝の小鼓方大倉流大倉源次郎氏が能を初めて鑑賞する方にもわかりやすくひも解きます

【北米公演】

狂言〜京都400年の笑い〜

出演|茂山逸平、茂山宗彦氏、島田洋海

日時|令和2年3月13日(金)—3月16日(月)

会場|ニューヨークとボストン

新日程|令和3年2月17日(水)—2月20日(土)

 

内容|京都で400年間続く狂言の茂山家より、茂山逸平氏と茂山宗彦氏、加えて島田洋海氏を北米に迎え、ニューヨークとボストンの2都市4会場にてレクチャー公演を開催します。

一般の皆様はもとより、日本語、日本文化や演劇を学ぶ学生はほかでもありませんが、日本にルーツがあったり、伝統芸能に触れる機会の少ない日本語補習学校の小、中学生の生徒と親御の皆様にまで範囲を広げて狂言を観賞いただきます。

上演する狂言「柿山伏(かきやまぶし)」は小学高学年の教科書でも紹介される著名作、 また「濯ぎ川(すすぎがわ)」はフランス中世のファルス(笑劇)「洗濯桶」をヒントに劇作家の飯沢匡(いいざわただす)の書き下ろした原作で、狂言にアレンジされました。古典的な狂言の型を踏まえて構成されたもので1953年に初演されて以来高い人気を誇っています。

この公演において、狂言への理解・関心が高まることに加え、日本の伝統文化を通して日本人とアメリカ人の相互理解を深める機会になることを期待しています。

尚、本企画は東京倶楽部より助成金を受けております。

Topics from New York
リビングルームで世界のアートを鑑賞

現在世界中の都市で外出制限や自粛が要請され、行き場のない不安な日々が続いています。規模を問わず、コンサートやライブイベントも中止や延期を強いられています。オペラ、ブロードウェイそして美術館のないニューヨークなど、これまで誰が想像したでしょうか。しかしそんな中で世界最高峰のオペラ・ハウス「The MET (メトロポリタン・オペラ)」がNightly Met Opera Stream というストリーミング配信を始めました。これはインターネットに接続すれば映像が再生される方式で、通常のダウンロード再生のように時間もかからず、スマホやパソコンのストレージ容量に関係なくネット環境さえあればアクセスできます。演目は過去14年間に公演されたパフォーマンスが日替わりで上演されます。午後7時30分から翌日午後6時30分まで23時間見ることができます。劇場に行かれなくても自宅で毎晩パフォーマンスを楽しめるという粋な計らいです。同じようにブロードウェイもリビングルームでライブ感が楽しめるようストリーム配信を始めました。最初の7日間は無料で試すことができるのもファンには嬉しいサービスです。

また、ヴァーチャルで美術鑑賞ができるプログラムも。これはグーグルが世界の美術館と協力して開発しているGoogle Art and Cultureです。各美術館のオンラインサイトと異なるのは、アートカメラという特殊カメラが駆使され驚くほどの高画質で作品と展覧会を鑑賞できる点です。メトロポリタン美術館、MoMA、グッゲンハイム美術館、ボストン美術館からパリのオルセー美術館、アムステルダムのゴッホ美術館、大英博物館などなど、現時点で2500館以上が掲載されています。主要美術館ばかりでなく、まだ一度も見たことのない美術館のコレクションにも足を踏み入れてみたくなります。

 

スクリーンの向こうで展開されるパフォーマンスやアートからは、また一味違う楽しみ方があり、感動があります。オペラファンや美術愛好家だけでなく、これまで劇場や美術館に行く機会がなかったという人にとっても、アートの魅力に触れることのできるきっかけとなるかもしれません。芸術は心を豊かにするだけでなく、外に出る自由を奪われた過酷な状況においても国や時空を超えて、人と人とを繋いでくれるのです。

 

 

 

【参考サイト】

 

メトロポリタンオペラ

 

Nightly Met Opera Streams

 

https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-strea ms/

 

 

 

ブロードウェイ・ミュージカル

 

Broadway HD

 

https://www.broadwayhd.com/

Newsletter No.3  2019年12月

ヘッディング 6
「The Heart of Kyogen 2019」
​ 北米3都市の5会場で開催!

夏の東京公演に続き、今秋は、11月7日から10日に大蔵流狂言師・善竹大二郎氏、大藏教義氏、吉田信海氏による狂言レクチャー公演「The Heart of Kyogen 2019」を北米東海岸3都市の5会場において開催しました。丁寧な解説付きの公演は初心者にも大変わかり易く、生の舞台を通して多くの方に興味を深めて頂き、意義ある巡回公演になりました。

 

まず冒頭では、狂言師がニューヨークにやってくるという話しを即興で演じ、観客と会場が和みました。それから狂言の歴史や特徴、表現方法についての解説があり、型や擬音語を観客の皆様にも実際に体験して頂きました。今回の公演では奇想天外なストーリー展開で人気の演目「附子(ぶす)」と、謡と舞も見せ、おおらかな結末が狂言の根底を伝える「寝音曲(ねおんぎょく)」を上演しました。

詳細はNoh Societyホームページにて。http://nohsociety.org/new-page

演日程

11月7日 プリンストン大学 レクチャー公演        (プリンストン、ニュージャージー州)

   8日 ハンター大学 レクチャー・デモンストレーション (ニューヨーク、ニューヨーク州)

   8日 Bruno Walter Auditorium (リンカーンセンター) (ニューヨーク、ニューヨーク州)

       9日 慶應義塾ニューヨーク学院 レクチャー公演          (パーチェス、ニューヨーク州) 

  10日 ジョージワシントン大学 レクチャー公演。      (ワシントン、コロンビア地区)

                          (日本語スピーチコンテストJ. LIVE TALKと同日開催)

お知らせ

 狂言 ー 京都400年の笑い

2020年3月13日から4日間、ニューヨークとボストンにて京都で400年間続く茂山家の狂言を紹介します。国内外での狂言公演はもとより現代劇やテレビなどでも活躍する大蔵流狂言師・茂山逸平氏、茂山宗彦氏、そして島田洋海氏を北米に招き狂言の魅力を披露いたします。

 

「狂言は室町時代の庶民の日常の言葉の会話劇」と語る茂山逸平氏が、冒頭で狂言の歴史や楽しみ方を解説し、古典狂言「柿山伏」と新作狂言「濯ぎ川」を上演します。決まった形で動きを表す狂言独特の表現方法(型)と擬音語・擬態語を駆使した「柿山伏」とフランス古典小咄「ル ·キュヴィエ (洗濯桶) 」を基に1952年に劇作家、飯沢匡が書き下ろした新作「濯ぎ川」の新鮮な笑いを対比させて上演します。京都を拠点に「笑い」を一途に追求して400年、古典から現代へと繋ぐ茂山家の狂言の世界を堪能いただきます

Topics from New York

日本の落語を世界へ

ニューヨークのオフブロードウェイ(New World States)でカナダ人落語家の桂三輝(かつらサンシャイン)による落語が2019年夏より公演されています。室町時代から始まったとされる日本の伝統大衆芸能「落語」が意外にもニューヨークでヒットし、当初2020年1月までの公演予定は4月まで延長されました。三輝は1991年に日本に渡り、6代目・桂文枝に弟子入りし現在の名を受けています。日本在住歴は21年。他言語で日本の伝統芸能の真髄はなかなか伝わりにくいものですが、三輝は冒頭で落語を紹介しながら自分とは言語・文化の違う日本での体験談をネタにし、瞬く間に会場を笑いの渦に巻き込みます。米国では漫談のようなスタンダップコメディがありますが、扇子と手拭いを使って正座し、一人何役も演じる落語は日本独特なパフォーマンスといえましょう。公演は毎月テーマが変わり、11月は「ホラー」、12月は家族向けの「ホリデー落語」、1月は「大人の落語」、そして2月は「ロマンス」を展開予定。12月の演目では家族向けに『寿限無』、『動物園』、『桃太郎』を披露しました。子供にも楽しめるユニバーサルな昔話が軽快なリズムで次々と展開。落語の最大の特徴である「落ち」の切れ味も抜群で人種や文化、言語を超えて観客全員が笑いに落ちました。

 

詳細は次のサイトに。 https://www.rakugo.lol/  

Newsletter No.2  2019年9月

「The Heart of Kyogen 2019 in Tokyo  」
 8月3日東京公演第3回目の開催!

ニューヨーク公演に先駆けて、東京渋谷のセルリアンタワー能楽堂にて開催されたThe Heart of Kyogen 2019 in Tokyoは盛況のうち終えることができました。

今回は大蔵流狂言師・善竹大二郎、大藏教義、そして吉田信海により、「附子(ぶす)」と「魚説経(うおぜっきょう)」を披露しました。どちらも皮肉や間の悪さといった笑いの原点に迫った人気の演目です。会場には狂言の鑑賞が初めてという方も多く、「狂言の成り立ちや舞台の意味、また表現方法などの解説で前知識がつき、後半の演目もとても楽しめた」という大変嬉しい感想も頂きました。また、今回はお客様に舞台に上がっていただき、狂言を体験するという初めての試みを盛り込みました。神聖な能舞台の上で、実際に大きな声で演じるのはなかなか恥ずかしいものですが、参加された6名の皆様は演者の指導のもと、怯まずに演技され、会場からも大きな歓声が上がりました。東京の猛暑を笑いで吹き飛ばすような楽しい趣向となりました。

​写真撮影 新宮夕海

The Heart of
Kyogen
   2019 
 in USA
     11月
        北米3都市
         巡回公演決定!

8月3日の東京公演の余韻とともに、The Heart of Kyogen 2019 in USAは、「大胆で自由な笑いの舞台!」を大蔵流狂言師・善竹大二郎、大藏教義、そして吉田信海がニューヨーク、プリンストン、ワシントンDCにて3度目となるアメリカ公演を開催いたします。

ニューヨークでは、東京公演で上演した大胆なストーリー展開で人気の狂言「附子(ぶす)」と、謡と舞が入り結末のおおらかな心を伝える「寝音曲(ねおんぎょく)」を上演します。約650年の歴史を持つ伝統芸能「狂言」についての理解を深め、より楽しく観賞できるように、冒頭では、その歴史や特徴、表現方法についての解説と、型や擬音語を実際に体験しながら紹介していきます。

公演日程

11月7日 プリンストン大学 レクチャー公演

   8日 ハンター大学 レクチャー・デモンストレーション 

   8日 Bruno Walter Auditorium (リンカーンセンター) 

         9日 慶應義塾ニューヨーク学院 レクチャー公演

  10日 ジョージワシントン大学 レクチャー公演。

                          (日本語スピーチコンテストJ. LIVE TALKと同日開催)

​協賛

Topics from New York

『杉本文楽 曾根崎心中』ニューヨークのリンカーンセンターにてプレミア上演!

日本文化を海外に向けて発信する取り組みとして、国際交流基金がアメリカで展開している「Japan 2019」の一環として、杉本博司による「杉本文楽 曾根崎心中」がニューヨークにて上演されます。写真家・美術作家の杉本博司(1948年東京都出身)は、現代美術界をリードする存在です。74年以降ニューヨークを拠点として世界を舞台に活動を続けています。美術の分野以外でも芸術的な活動を活発に行っており、近年では2003年にユネスコの「世界無形遺産」に登録された人形浄瑠璃文楽も手がけ、伝統芸能に新たな息吹を注ぎ込んでいます。今回上演される『杉本文楽 曾根崎心中』は2012年に日本で初演され、翌年にはヨーロッパ3都市(マドリード、ローマ、パリ)でも公演され、大好評を博しました。作品は鶴澤清治(人間国宝)との共作で、映像には現代美術作家の束芋も参加しています。現代美術と融合した杉本による『曽根崎心中』は、これまで見たこともない新たな伝統芸能の魅力を繰り広げています。

 

Sugimoto Bunraku 

The Love Suicides at Sonezaki

U.S. production premiere 

October 19–22, 2019

Rose Theater, Jazz at Lincoln Center’s Frederick P. Rose Hall

Newsletter No.1  2019年6月

能レクチャー公演:The Blossoming Spirits 「花開く精神」開催
ニューヨーク、ワシントンDCにて 2019年4月30日−5月2日

喜多流シテ方能楽師大島衣恵氏と大島輝久氏 及び大倉流小鼓方高橋奈王子氏、一噌流(いっそうりゅう)笛方滝沢成実氏を北米に迎えました。能の歴史や表現方法、能面や装束の解説に加え、今回はお囃子についての解説も行うことで、中世の日本で生まれた舞台芸術をより深く体現することができました。そして半能で源氏物語を素材にした「半蔀(はじとみ)」を鑑賞いただくというレクチャー公演を開催しました。能鑑賞が初めての方、またそうでない方も含め、大入り満員となった会場全体が幽玄な世界に引き込まれました。

公演はワシントンDCのジョージタウン大学、大使館広報文化センター、ニューヨークの天理文化協会(2日間)で4公演を実施。また付随して、ニューヨーク市立ハンター大学の演劇科の生徒を対象にワークショップも開催いたしました。

​日本大使館広報文化センター(ワシントンDC)

​ジョージタウン大学(ワシントンDC)

​ハンター大学(ニューヨーク)ワークショップ

天理文化協会(ニューヨーク)

「The Heart of Kyogen 2019」東京公演開催決定!
 セルリアンタワー能楽堂にて 2019年8月3日(土)午後4時開演 

この秋の北米3都市狂言公演ツアーに先駆けて、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂でも開催。初めての方も狂言ファンの方も楽しめる充実した内容になります。

約650年の歴史をもつ伝統芸能、「狂言」。大蔵流狂言師善竹大二郎と大藏教義がその楽しみ方をレクチャーし、人気演目を披露するイベントです。3度目の開催となる今回は、言葉遊びが楽しい「魚説経(うおぜっきょう)」、大胆なストーリー展開で幅広い年代に人気の「附子(ぶす)」を演じます。