Newsletter No.2  2019年9月

「The Heart of Kyogen 2019 in Tokyo  」
 8月3日東京公演第3回目の開催!

ニューヨーク公演に先駆けて、東京渋谷のセルリアンタワー能楽堂にて開催されたThe Heart of Kyogen 2019 in Tokyoは盛況のうち終えることができました。

今回は大蔵流狂言師・善竹大二郎、大藏教義、そして吉田信海により、「附子(ぶす)」と「魚説経(うおぜっきょう)」を披露しました。どちらも皮肉や間の悪さといった笑いの原点に迫った人気の演目です。会場には狂言の鑑賞が初めてという方も多く、「狂言の成り立ちや舞台の意味、また表現方法などの解説で前知識がつき、後半の演目もとても楽しめた」という大変嬉しい感想も頂きました。また、今回はお客様に舞台に上がっていただき、狂言を体験するという初めての試みを盛り込みました。神聖な能舞台の上で、実際に大きな声で演じるのはなかなか恥ずかしいものですが、参加された6名の皆様は演者の指導のもと、怯まずに演技され、会場からも大きな歓声が上がりました。東京の猛暑を笑いで吹き飛ばすような楽しい趣向となりました。

​写真撮影 新宮夕海

The Heart of
Kyogen
   2019 
 in USA
     11月
        北米3都市
         巡回公演決定!

8月3日の東京公演の余韻とともに、The Heart of Kyogen 2019 in USAは、「大胆で自由な笑いの舞台!」を大蔵流狂言師・善竹大二郎、大藏教義、そして吉田信海がニューヨーク、プリンストン、ワシントンDCにて3度目となるアメリカ公演を開催いたします。

ニューヨークでは、東京公演で上演した大胆なストーリー展開で人気の狂言「附子(ぶす)」と、謡と舞が入り結末のおおらかな心を伝える「寝音曲(ねおんぎょく)」を上演します。約650年の歴史を持つ伝統芸能「狂言」についての理解を深め、より楽しく観賞できるように、冒頭では、その歴史や特徴、表現方法についての解説と、型や擬音語を実際に体験しながら紹介していきます。

公演日程

11月7日 プリンストン大学 レクチャー公演

   8日 ハンター大学 レクチャー・デモンストレーション 

   8日 Bruno Walter Auditorium (リンカーンセンター) 

         9日 慶應義塾ニューヨーク学院 レクチャー公演

  10日 ジョージワシントン大学 レクチャー公演。

                          (日本語スピーチコンテストJ. LIVE TALKと同日開催)

​協賛

Topics from New York

『杉本文楽 曾根崎心中』ニューヨークのリンカーンセンターにてプレミア上演!

日本文化を海外に向けて発信する取り組みとして、国際交流基金がアメリカで展開している「Japan 2019」の一環として、杉本博司による「杉本文楽 曾根崎心中」がニューヨークにて上演されます。写真家・美術作家の杉本博司(1948年東京都出身)は、現代美術界をリードする存在です。74年以降ニューヨークを拠点として世界を舞台に活動を続けています。美術の分野以外でも芸術的な活動を活発に行っており、近年では2003年にユネスコの「世界無形遺産」に登録された人形浄瑠璃文楽も手がけ、伝統芸能に新たな息吹を注ぎ込んでいます。今回上演される『杉本文楽 曾根崎心中』は2012年に日本で初演され、翌年にはヨーロッパ3都市(マドリード、ローマ、パリ)でも公演され、大好評を博しました。作品は鶴澤清治(人間国宝)との共作で、映像には現代美術作家の束芋も参加しています。現代美術と融合した杉本による『曽根崎心中』は、これまで見たこともない新たな伝統芸能の魅力を繰り広げています。

 

Sugimoto Bunraku 

The Love Suicides at Sonezaki

U.S. production premiere 

October 19–22, 2019

Rose Theater, Jazz at Lincoln Center’s Frederick P. Rose Hall

Newsletter No.1  2019年6月

能レクチャー公演:The Blossoming Spirits 「花開く精神」開催
ニューヨーク、ワシントンDCにて 2019年4月30日−5月2日

喜多流シテ方能楽師大島衣恵氏と大島輝久氏 及び大倉流小鼓方高橋奈王子氏、一噌流(いっそうりゅう)笛方滝沢成実氏を北米に迎えました。能の歴史や表現方法、能面や装束の解説に加え、今回はお囃子についての解説も行うことで、中世の日本で生まれた舞台芸術をより深く体現することができました。そして半能で源氏物語を素材にした「半蔀(はじとみ)」を鑑賞いただくというレクチャー公演を開催しました。能鑑賞が初めての方、またそうでない方も含め、大入り満員となった会場全体が幽玄な世界に引き込まれました。

公演はワシントンDCのジョージタウン大学、大使館広報文化センター、ニューヨークの天理文化協会(2日間)で4公演を実施。また付随して、ニューヨーク市立ハンター大学の演劇科の生徒を対象にワークショップも開催いたしました。

​日本大使館広報文化センター(ワシントンDC)

​ジョージタウン大学(ワシントンDC)

​ハンター大学(ニューヨーク)ワークショップ

天理文化協会(ニューヨーク)

「The Heart of Kyogen 2019」東京公演開催決定!
 セルリアンタワー能楽堂にて 2019年8月3日(土)午後4時開演 

この秋の北米3都市狂言公演ツアーに先駆けて、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂でも開催。初めての方も狂言ファンの方も楽しめる充実した内容になります。

約650年の歴史をもつ伝統芸能、「狂言」。大蔵流狂言師善竹大二郎と大藏教義がその楽しみ方をレクチャーし、人気演目を披露するイベントです。3度目の開催となる今回は、言葉遊びが楽しい「魚説経(うおぜっきょう)」、大胆なストーリー展開で幅広い年代に人気の「附子(ぶす)」を演じます。